メーカーを代表する機種。きめ細かい上品な歪み。薄くかけるとナチュラルめなオーバードライブ、激しくかけると激歪みのディストーションと幅広く対応できます。
アンサンブルに馴染ませつつ歪ませたい、抜けの良いゴリゴリな歪みが欲しい方にオススメです。迷ったらコレです。
UPDATE:2024.12.13
Darkglass Electronics は、2009年に自身もベーシストである “ Douglas Castro ” によりフィンランドで創設されたベース用アンプ/エフェクターメーカーです。
彼らの「ベースプレイヤーが求める本当のペダルを作る」という信念のもと、全ての製品はフィンランド国内で製作され、その高いクオリティと直感的で使いやすいフォーマットから世界中のベーシストの絶大な支持を獲得しています。
強く歪ませてもアンサンブルで抜けてくれるサウンドが作りやすい、レスポンスが速いなど近年の邦楽との相性も良く、様々なアーティストが使用しています。
豊富なラインナップが魅力のDarkglass Electronicsですが、どれを選べば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は初めてDarkglass Electronicsのプリアンプの導入を検討している方、種類毎の違いを知りたい方にオススメの内容になっております。ぜひ参考にしていただければと思います。
Darkglass Electronics プリアンプの歪みの種類
Darkglass Electronicsのプリアンプですが歪みの種類は主に4種類あります。
実際に試奏をしてもらうなど音を聞いてもらうのが1番ではありますが、好みの音色を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
メーカーを代表する機種。きめ細かい上品な歪み。薄くかけるとナチュラルめなオーバードライブ、激しくかけると激歪みのディストーションと幅広く対応できます。
アンサンブルに馴染ませつつ歪ませたい、抜けの良いゴリゴリな歪みが欲しい方にオススメです。迷ったらコレです。
B7Kとほぼ同じサウンドですが、ミドルが少し豊かになり、ポップス等により合いそうな印象です。
ミドルが豊かと言いつつも太いサウンドというより、抜けの良いミドルが豊かなイメージです。
B7Kよりドライブ感を抑えたい、ポップスなどを弾きたい方にオススメ。
2種類の歪みを独立したり、ミックスして様々な音色が作れます。
前述した2機種より歪む帯域がミドル寄りで、歪自体も強めな印象。
ミドル近辺で強めに歪ませたい方、前述した2機種よりパンチを出したい方にオススメです。
B7Kを元にしつつ、音をハイとローに分けて音作りができる機種。
歪ませてもローが減らない為、ローエンドの出力がかなり大きい印象です。
多弦ベースやダウンチューニング、ローエンドをとにかく出したい方にオススメの機種です。
プリアンプのサイズ
好みの音色が決まったら、次にプリアンプの大きさです。もちろん大きいサイズの方が多機能で音もより作り込めますが、オーバースペックになってしまう事もありますし予算も上がってしまいます。
ご自身の使用用途に合わせてお好みのものを選んでいただければと思います。
今回はB3Kシリーズをメインに紹介をしていきます。
最も小型で価格もリーズナブルな機種。
イコライザー部がスイッチのみなので、プリアンプというよりは歪みエフェクターに近い印象。(MICROTUBES Xはバイパスとローパスフィルターの設定で、後述する二機種に少し近い仕様)
EQやプリアンプを既に導入済みで省スペースで済ませたい、歪みだけあればOK、価格を抑えたい人にオススメな機種です。
前述した機種にEQが付いた機種。
4BAND EQにMIDの周波数切り替えスイッチ(B7KとVINTAGE DELUXEのみ)やグラフィックEQ(MICROTUBES X7のみ)が付いたりなど機種毎の特徴の差もより色濃く出ています。
プリアンプとして使いたい、後述するULTRAのような2ch仕様など多機能じゃなくて良い人にオススメです。
前述した機種からクリーンと歪みの2ch仕様になり、自宅練習用のイヤホンアウトやAUX INが搭載。
また自宅練習はもちろん、ライブや宅録でも便利なキャビネットシュミレーター機能まで搭載した多機能な一台。
また機種によって追加されるツマミも異なり、B7KとVINTAGE DELUXEはHI MIDとLOW MIDの周波数が3つから選べるようになり、ALPHA・OMEGAはグラフィックイコライザー仕様に、X7はイコライザーが4から6 BANDに増えています。
一台で自宅練習からライブまで対応したい方、より緻密に音作りをしたい方、2ch欲しい人にオススメな機種です。
ULTRAをさらに多機能にした一台。この一台でB3K、Vintage、Xのサウンドが出力可能。
コンプレッサーやプリセット機能、さらにインターフェース機能もあり、これ一台あればベーシストの方は他に何もいらないのではと思う程の大ボリュームな一台。
音色をいくつか使いたい方、インターフェース機能も欲しい方にオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
説明だけだと分からないところも多いと思うので、ご自身の楽器で試奏していただくのが1番ですが、どの機種を試奏すれば良いか分からない、どの機種を目処に予算を考えれば良いか分からない方はぜひ参考にしてください。