ところでみなさん、GOTOHのカタログをご覧になったことはありますか?
※GOTOHのカタログは、メーカーサイトでもご覧いただけます。
こんにちは! BIGBOSSお茶の水駅前店 修理担当の小出(こいで)です。
皆さま、ギターライフは楽しんでいらっしゃいますか?
突然ですが、愛機を何かカスタマイズしたい!そんな欲求に日々駆られてはいませんか?
僕は毎日駆られております!
この留まる事を知らない想いをどこにぶつけよう、、、。
今、僕と目の合った画面の向こうの貴方にお届けたい、時代(とき)はペグであると!!
過去2回に渡って、カスタマイズの中でも比較的ハードルが低く、良い効果が期待できるGOTOH(ゴトー)製ロックペグへの交換ついて、
ペグ選びのポイントや選び方、交換方法などを解説させていただきましたが、今回はさらにはそれを突き抜けて脱線したオプション編をお届けいたします!
この記事を読んで、あなただけのオーダーメイドペグを注文してみませんか?
「GOTOHロックペグ交換のススメ」
・第一回:ロトマチック編
・第二回:クルーソンタイプ編
・第三回:GOTOH オプション編
それでは第三回:オプション編、やって行きます! ぜひ最後までご覧ください!
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https://bigboss.jp/products-gotoh-lockpeg-option/
1. オプション1
ところでみなさん、GOTOHのカタログをご覧になったことはありますか?
※GOTOHのカタログは、メーカーサイトでもご覧いただけます。
実はGOTOHのギターペグ、注文であればボタン(ペグのツマミ部分)を選べるんです!
その数なんと30種類以上! 年々種類は増えており、つい最近では、青いパール柄なんてものも増えました。
さらに見た目は同じでも、異なる材質を選ぶことができるボタンもあります!
例:SGシリーズのボタンオプション
※ボタンのサンプル画像です。 選べるボタンは、シリーズによって異なります。
出典:SG360|後藤ガット有限会社 -G-GOTOH Official Web
例:SDシリーズのボタンオプション
出典:SD90|後藤ガット有限会社 -G-GOTOH Official Web
すごいですね! GOTOHのペグには、ご覧のように多彩なボタンが揃っています。
小さなパーツですが、ギターの印象を大きく左右する存在感のあるパーツのため、自分のギターにはどのボタンが合うか悩むのも楽しみの一つになりますね!
ところがこのペグボタン、選ぶ基準は見た目だけではありません。
ペグはヘッド側の重量を大きく左右する重要なパーツでもあります。ボタンを軽量素材に替えるだけで、ボディバランスを改善したり、鳴りのニュアンスを変化させるといったカスタマイズも可能なんです!
例えば最もスタンダードな「07」という形状。
通常であればzinc(亜鉛)製になるのですが、より軽量なAluminum(アルミ)やプラスチック製もお選びいただけます。
軽量な素材のボタンに変えた場合、音や弾き心地にどんな変化が表れるかというと、
ヘッドが軽くなることで弦の振動がよりダイレクトに伝わり、立ち上がりが速く、アタックにシャープさやキレを感じやすくなります。
ただし、弦振動が早めに減衰する傾向がありサスティンはやや短めに感じることがあります。
また、ギターによってはヘッド落ちが軽減され、ボディーバランスの改善につながります。
まとめると、こんな感じでしょうか。
・Zinc製(重め) → 落ち着いた音、サスティン良好、アタックはマイルド。
・アルミ製(軽量) → 明るい音、倍音豊か、レスポンス速い、サスティン短め。
さあ、ペグの奥深さが垣間見えて来ましたね?
それでは、さらに掘り下げていきましょう!
2. オプション2
みなさん、過去2回の記事は読んでいただけましたでしょうか?
以前の記事で、MG-Tというタイプのロックペグに触れさせていただきました。
実はこのMG-Tシリーズ、弦を巻き付けるシャフトの長さを3種類から選ぶことができます!
「シャフトの長さってなんのこと?」となっているあなた、こちらの図をご覧下さい。
出典:SG360|後藤ガット有限会社 -G-GOTOH Official Web
例えばSHORTシャフトを選んだ場合、ナットからペグの巻き終わりまでの弦の角度を大きくする事でき、一般的なシャフトの長さのペグよりも、弦のテンションを稼ぐ事が可能になります。
1〜3弦にSHORTシャフトを採用してテンションを稼ぐことで、テンションピンを使わずとも最低限のテンションを稼ぎ、かつ弦の物理接点を減らしチューニングの安定性を高める、という設計思想の製品も多く販売されています。
ちょっと専門的になってきましたが、これもペグの奥深さのひとつ。
——たかが糸巻きと侮るなかれ…!
もっとシャフトの長さに拘りたいという皆さまに、HAPMをご紹介いたします。
MG-Tの場合には、長さが異なるシャフトが用意されていますが、
なんとHAPMは、シャフトを任意の長さに設定することが可能なんです!!
例えば、6弦側を短めに設定してテンション感を強めたり、1弦側を長く設定してテンションをやわらげたり……そんな調整も自由自在。
まさに「自分好みの弾き心地」に近づけられる、奥の深いカスタマイズですね!!
※現在、BIGBOSS ONLINE MARKETではHAPMタイプの商品は未掲載です。
5. おすすめ製品
GOTOH製ロックペグは、BIGBOSS ONLINE MARKET でもお買い求めいただけます。
弦交換のし易さから、バックロックタイプ(MGT)をおすすめしております。
トップロックタイプやHAPMタイプもご用意可能です。
BIGBOSS ONLINE MARKET でご購入をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せください。
いかがでしたか?
三回に渡ってお送りしたGOTOHペグ編、これにて終了です!
あなたのギターライフがより彩り豊かになれば幸いです!
またお会いしましょう!
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