・プログレッシブ・シンネック
Sシリーズのネックは、5年あまり乾燥させたマホガニーで作られており、ナット位置で44〜45mm(通常は42〜43mm)の幅で、変則チューニングにも対応できるよう、スケール長は652mmを採用しています。
ネックの厚みは1フレット位置で21mm、10フレット位置で22mmと、厚みの変化の少ないストレート・タイプの超薄型ネックです。
UPDATE:2024.06.06
メイドインジャパン、各工程のスペシャリスト数人が各々の技術を集結して完成させたHAND MADE PREMIUM シリーズの中でもフィンガーピッカーに最適なSシリーズを一挙展示中!
*フェア期間中、MORRIS Sシリーズをお買い上げの方に HERCULESギタースタンド をプレゼント!(なくなり次第終了とさせていただきます。)
1961年に創業。1967年より長野県松本市芳野町で芳野楽器としてアコースティックギターの製造開始し、 1972年社名をモーリス楽器製造株式会社に改め「MORRIS」ブランドのアコースティックギターの量産を始めた、日本でも老舗の アコースティックギターブランドです。
1970年代には、かまやつひろし氏をキャラクターに起用した「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」 というキャッチフレーズのCMも有名になり、また、谷村新司氏など多くのプロミュージシャンにも愛用され、 まさに「フォークブームを支えたブランド」となりました。
近年も様々なシリーズのギターを展開し、2001年より“フィンガー・ピッキング・スタイルに最適なギター”として、Sシリーズを発表。
現在ではモーリスの代表的なシリーズとなっています。
また、堀内孝雄をはじめ岡崎倫典や打田十紀夫、南澤大介といったプロミュージシャンのカスタムモデルも手掛ける マスタールシアーの森中巧氏が製作する、”ルシアーメイドプレミアム”、数人のスペシャリストが各々の技術を結集して完成させる“ハンドメイドプレミアム” など高品質な国産ギターをラインナップしています。
S SERIES
2001年に発表された当時、まだフィンガースタイル専用ギターがポピュラーでなかった時代にブランドの10-20年先を見据えて開発されたモデルでした。
著名なフィンガー・ピッカーとのコラボレーションを通じて、“フィンガー・ピッキング・スタイルに適したギター”の開発を行い、現在では、シーンを代表するギターとなっています。
・プログレッシブ・シンネック
Sシリーズのネックは、5年あまり乾燥させたマホガニーで作られており、ナット位置で44〜45mm(通常は42〜43mm)の幅で、変則チューニングにも対応できるよう、スケール長は652mmを採用しています。
ネックの厚みは1フレット位置で21mm、10フレット位置で22mmと、厚みの変化の少ないストレート・タイプの超薄型ネックです。
・ナット
6弦を親指で押さえて弾くプレイに対応するため、6弦〜1弦の弦間はそのまま、全体的に約1mmほど低音側に寄せてあり、1弦もフレットから落ちにくくなっています。
・ボディ
グランド・オーディトリアム、クラシカル・オーディトリアム、セミ・ジャンボのいずれのタイプもボディ・サイズは小さめで、ボディの厚みを増して大きな鳴りを生み出しています。
バックについては、低音弦〜高音弦方向にのみ軽いラウンドをつけた“フラット・バック”と、さらにネック・ジョイント部、ボディ・エンド方向にもラウンドをつけたパラボナ・アンテナ状の“ラウンド・バック”を採用したモデルが用意されています。
・ブレイシング
トップのブレイシングは、スキャロップドXブレイシング、スキャロップドXXブレイシング、クラシックギターを基本デザインに持つモデルにはファンブレイシング、ルシアーメイドの最新モデルにはラティスブレイシングが多く採用されています。
いずれの場合も弦振動がブリッジからトップ全体へとバランス良く伝わるため、低音から高音まで、豊かな響きとサスティーンを実現しています。
バックにもXブレイシングが施されており、よりふくよかな響きを生み出しています。
スプルース&ローズウッド材を使用したオール単板モデル。
フローレンタイン・カッタウェイ、クラシカルオーディトリアムボディにディープ・ラウンドバックを採用したスタンダードモデル。
・Headstock
ヘッドストック・デザイン
特徴的なアバロン・シェルによるオリジナル・インレイ。芸術的で美しいデザインはモーリスのハンドメイド・クオリティを象徴しています。
・Offset Nut
オフセット・ナット
モーリスのSシリーズに共通するオフセット仕様のナット。すべての弦を6弦側にオフセットすることで、ソロギターのコードワークに最適なセッティングになっています。
・Ebony Fingerboard
エボニー・フィンガーボード
木目の詰まったエボニー材を使用し、演奏性、サウンドともに高いクオリティを実現。
精悍で引き締まった印象のフィンガーボードに、12Fにワンポイントのリンドウ・インレイが際立ちます。
・Rosetta & Cutaway Design
ロゼッタ & カッタウェイ
ウッドクラフトによる特徴的なロゼッタとフローレンタイン・カッタウェイ。
ピックガードレス仕様により、トップの振動を妨げない開放的なサウンドを実現しています。
・Bridge Plate
ブリッジ・プレート
上質なエボニー素材を採用した左右非対称のデザインによるブリッジ・プレート。
特徴的な見た目だけでなく、弦振動の伝達を考慮したデザインです。
・Rosewood Side & Back
サイド & バック
ディープ・ラウンドバック・デザインにより倍音成分が強調され、低音域を中心にボリューム感のあるサウンド。サイド・バックの材質には厳選されたローズウッドを採用。
Morris S-106 III S SERIES
販売価格¥363,000(税込)
シダー&ローズウッド材を使用したオール単板モデル。
フローレンタイン・カッタウェイ、クラシカルオーディトリアムボディにディープ・ラウンドバックを採用したスタンダードモデル。
Morris S-107 III S SERIES
販売価格¥363,000(税込)
スプルース&ローズウッド材を使用したオール単板モデル。
ベネチアン・カッタウェイ、グランドオーディトリアムボディにディープ・ラウンドバックを採用したスタンダードモデル。
・Rosetta & Cutaway Design
ロゼッタ & カッタウェイ
ヘッドロゴと共通のアバロン・シェルによる美しいロゼッタと曲線的なカッタウェイ。ピックガードレス仕様により、トップの振動を妨げない開放的なサウンドを実現しています。
・Neck Joint
ネックジョイント
熟練したビルダーの手作業による高精度なダブテイル・ジョイント。モーリスが一貫して採用してきた接合方式で、サウンドに最も影響が大きく、高い技術力が求められる部分です。
・Rosewood Side & Back
サイド & バック
ディープ・ラウンドバックデザインによる、深みのあるサウンド。厳選されたインディアン・ローズウッドの美しい木目とウッド・バインディングが特徴です。エンドピンジャック仕様。
Morris S-101 III S SERIES
販売価格¥242,000(税込)
シダー&ローズウッド材を使用したオール単板モデル。
ベネチアン・カッタウェイ、グランドオーディトリアムボディにディープ・ラウンドバックを採用したスタンダードモデル。
Morris S-102III S SERIES
販売価格¥242,000(税込)
カントリー、ブルースを中心に国内外で活躍するソロギタリストの打田十紀夫氏のシグネチャーモデル。
SC-16Uという型番が与えられたこのモデルはプレイヤビリティ向上のため、6弦寄りに溝切りをオフセットしたナットを採用。また、通常のSシリーズよりもボディを少し薄くしたSCボディデザインを採用することで、より演奏しやすくなることはもちろん、中低域の倍音を適度にカットしサウンド面でも抜かりありません。プレイヤーはその息遣いをよりリアルに表現することが可能です。
SC-16Uは、 贅沢に作り上げられたSC-123Uのコンセプトを踏襲しつつ、松本工場職人チームによるハンドメイドで製作される普及版ですが、ただコストを抑えるだけではなく、打田氏のこだわりを継承し、より多くのフィンガーピッカーにアピールできるモデルになっています。
Morris SC-16U S SERIES
販売価格¥217,800(税込)
新たなSサウンドの探求
良質なシトカ・スプルースと厳選されたアフリカン・マホガニーをサイド&バックに使用。フォワードシフトXブレイシングとラダーブレイシングの組み合わせと、マホガニーの中音域の表現力豊かなサウンドが魅力。
ボディ形状は“スタンダード・ラウンドバック・スタイル”を採用。カーブを抑えたボディ・バックのデザインによって、ワイドレンジでバランスの良いサウンドを実現しています。
ブリッジには音響特性と品質の安定性に優れたリッチライトを採用。ネック強度と音響面の向上をもたらすダイヤモンド・ボリュート、ハイ・ポジションでの演奏性に影響するネックヒール部のデザインなど、フィンガースタイルに最適なギターです。
・Diamond Volute
ダイヤモンド・ボリュート
高級感のある美しいダイヤモンド・ボリュートをネック裏に施すことで、装飾性だけでなくネックの強度を確保。またネックの質量をコントロールし、レゾナンス効果を得ています。
・Fingerboard
フィンガーボード
木目の詰まった良質なエボニー材を使用し、演奏性、サウンドともに高いクオリティを実現。精悍で引き締まった印象のフィンガーボードに、12Fワンポイントのデザインが際立ちます。
・Neck Joint
ネックジョイント
熟練したビルダーの手作業による高精度なダブテイル・ジョイント。SEシリーズの特徴の一つでもあるラウンド加工によるヒール・デザインは、ハイポジションでの演奏性を高めています。
・Body Design
ボディ・バック
スタンダード・ラウンドバックデザインによる、音抜けとハリのあるサウンド。厳選されたアフリカン・マホガニーの美しい木目とウッド・バインディングが特徴です。
・RICHLITE Bridge
リッチライト・ブリッジ
持続可能な代替材として利用されるRICHLITE(リッチライト)をブリッジに使用。リッチライトは環境負荷が低いだけでなく音響特性に優れ、天然素材よりも耐久性が高く加工精度を高められることから、モーリスでは理想的な材として積極的に採用しています。
Morris SE-93 S SERIES
販売価格¥198,000(税込)
シダー&マホガニー材を使用したベネチアン・カッタウェイ、グランドオーディトリアムボディを採用したスタンダードモデル。
シルクフラット塗装は汚れや傷に強く、スルータイプブリッジの採用により、弦切れなどの突然のアクシデントにも対応できるライブパフォーマンスを意識したモデルです。
また厚みを抑えたスタンダード・ラウンドバックボディにより、S-91 IIIと比べより軽快なサウンドとなっています。
Morris S-92III S SERIES
販売価格¥192,500(税込)
通常の「Sシリーズ」とは異なる、厚みを薄くデザインしたSCボディを採用。
抱えやすく、適度に低域の倍音が抑制されているため、中~高音域のメロディラインを際立たせたいフィンガースタイルギターに最適です。