


多機能なディレイ・ペダル!
自己紹介
お茶の水駅前店のスタッフ・みやがわです。日々、店頭でお客様と音の話をするなかで感じるのは、「いい音」って十人十色だということ。だからこそ、自分の好きなジャンルであるロックを軸に、少しでもその人の音作りの助けになるような提案を心がけています。この記事も、そんな思いで書いています。
見た目・直感
まず手に取ったときの印象は「無骨でハード」。無駄な装飾を削ぎ落としたデザインは、まるで音そのものに集中してくれと言わんばかり。ツマミやスイッチの配置も直感的で、飾り気のなさが逆に信頼感を与えてくれます。ライブの現場でも、視覚的にガツンとくる存在感があるのは、やはり嬉しいポイント。
音の印象
音を出した瞬間、「太い」「粘る」「エッジが立つ」という3拍子が体に響きます。コードを鳴らせば分厚く、単音ではしっかりとした輪郭を保ちつつ歪みの旨味がにじみ出る。そのキャラクターは、まさにロック〜シューゲイザー系までを網羅するパワーと深みを持っています。鳴らしていて気持ちがいい、それが最大の魅力です。
おすすめの使い方・セッティング
個人的におすすめなのが「トーン高め・ゲイン控えめ」の設定。コードカッティングでの抜けがよく、クリーンとの馴染みも絶妙です。とはいえ、すべてのツマミを12時にしても充分に使える基準トーンが出るのも嬉しいところ。セッティングをあれこれいじり倒すより、「まずは鳴らしてみて気持ちいいかどうか」で判断してほしい一台です。
他製品との違いや向いてる人
ファズ、ディストーション、オーバードライブ…ジャンル分けされがちな歪み系ですが、このモデルはその境界線をあえて曖昧にしつつ、明確な個性を放っています。多機能なモデルが増える中、単機能で勝負してくる潔さ。それがこの機種の魅力です。クラシックロックやブルース、そして轟音を求めるシューゲイザー系のプレイヤーにも刺さるはず。
まとめ・ひとこと
このペダルは、まさに「音の顔」を作る主役。アンプとの相性で表情が変わるぶん、試行錯誤も楽しみのひとつ。音作りの最前線で戦う人にこそ、一度試してほしい一台です。今の自分の音に何か物足りなさを感じたとき、きっと新しい扉を開いてくれる存在になるはずです。
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担当スタッフ:お茶の水駅前店
