Martin Factory Tour 2018
昨年6月、アメリカ ペンシルベニア州ナザレスのMartin Guitar Factoryを訪れた模様をレポート!
貴重なギターや資料、マーチン社の歴史が詰まったミュージアムなどもご紹介いたします!
Martin Factory Tour 2018
昨年6月、アメリカ ペンシルベニア州ナザレスのMartin Guitar Factoryを訪れた模様をレポート!
貴重なギターや資料、マーチン社の歴史が詰まったミュージアムなどもご紹介いたします!
いざマーチン本社へ!
ロビーには数々のギターが展示。
なかにはカントリーミュージックの貢献者Hank Williamsの使用していた貴重なギターまでありました!
ロビー内にはマーチングッズの販売店やマーチンミュージアムへ続く扉、そして厳重なセキュリティの工場へ向かう扉があります。
まず私達は専用のセキュリティパスを頂いて一室に案内されました。
マーチンウォーターがあるのも驚きましたが、なんとも豪華なコア材のテーブルです…
そして案内された部屋には高級なギターがずらりと並んでありました。
一本ずつ壁に掛けられたギター達は現地で製作されたオーダー品になります。
この中から好きなギターを選んで当店に持ち帰る事も出来ましたが、今回の目的は別にあった為入荷は見送らせて頂きました。
勿論全てのマーチンギターがそれぞれ素晴らしいサウンドを誇っていました。
次はマーチンミュージアム。
次に案内されたのはマーチンミュージアム!
扉を開けると、、、
ゴージャスなギターがお出迎え!!
マーチンと言えばクラプトンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
定番のD-28の歴史や豪華な限定モデル、
とても値段の付けることの出来ないビンテージギターがずらり!
これらのギターはマーチン社がミュージアムを創るにあたってあらゆるルートから買い戻した物だそうです。
札幌店のスタッフ岡部も敬愛するカート・コバーンの使用していたギターもありました。
その中の一本を特別に触らせて頂きました。
”1930年製Martin OM-45DX”
貴重過ぎて値段を図ることもできませんがこのギター1本で家が建つレベルかと・・・
手が震えて来ました。
いよいよファクトリーへ潜入!!
お次はファクトリーの中に潜入します。
今回は特別にカスタムショップラインをメインに見学させて頂きました。
中に入ると巨大なマーチンギターがお出迎えしてくれます。
ファクトリー内は常にマーチンギターの香りがしていてとても居心地が良かったです。
広々とした空間で熟練の職人さんが担当作業をこなしています。
作業台も家族の写真や好きなミュージシャンの写真が貼ってあるなどギターだけでなく職人さんの温かさを感じます。
オーセンティックなど特別なモデルのネックを手作業で製作しています。
彼の御厚意で特別にネックの加工を体験させて頂きました。
初めてネック加工を体験する私にはとても難しかったです、、、
各工程毎にしっかりシーズニングされながらギターが作られていきます。
バフ掛けマシーン等、機械化できる作業は専用の機械を用いて行います。
但し最終的な仕上げは勿論、人の手で行います。
マーチンギターを所有されている方は刻印の入っている木材のパーツに見覚えがあるのではないでしょうか。
最終的なセットアップは熟練の職人さんが時間を掛けて丁寧に行います。
ファクトリー内を上から見た写真もございます。
実際のファクトリーは写真では収めきれないほどの広さがあります。
この工場で完成されたギターが全世界で名曲を生み出していると思うと、
とても感慨深く感動してしまいました。
次は私がMartin社で一体何をして来たのか、その全貌が明らかになります!
Martin Guitar Custom Order 2018!
BIGBOSSといえばESPのカスタムオーダーが有名ですが、しかし今回はエレキギターでは無く…アコースティックギター。
そう、Martinでオーダーメイドを発注します!
Martin Custom D-28 Transparent Black Sunburst
Martin Custom OOO-18 MATRIX VT ENHANCE
Martin Custom D-28 Swiss Spruce
コチラのオーダーはこれから購入が難しくなる大変人気な一つ前の仕様且つカスタムショップクオリティでグレードアップしたトップ材を使用して作られています。
これは気になる方も多いのでは無いでしょうか…
Martin Custom D-28 Adirondack Spruce
コチラのオーダーもこれから購入が難しくなる大変人気な一つ前の仕様且つカスタムショップクオリティでグレードアップしたトップ材を使用して作られています。
Martin Custom OOO-16GT
フィニッシュはボディとネック共にグロス仕様のオールブラックカラー!
そして次はいよいよラストの1本!
Martin Custom D-28 All Black
その名の通りSwiss Spruceをトップ材に使用したオールブラックグロス仕様のD-28になります。
ブラックエボニーのヘッドプレートにロゴはアバロンの縦ロゴ、ペグはグローバーのクロームペグになります。
なんとも高級感に溢れた一本ですよね…
オールブラックで当店らしい攻めた仕様になっています。
通常のナチュラルカラーや飴色のMartinも素敵ですが、一味違ったMartinを探している方にもオススメです。
それでは選定してきた材をご紹介致します。
最後になりますが、私が今回のMartin Factory Tourで再確認出来た事は、
ギターは職人さんが丹精込めて作った″命のあるモノ″という事です。
私はESPの工場も見学させて頂いた事があるのですが、
当然ことながらやはり職人さんのギター作りの技術は素晴らしいです。
これだけ手間暇かけて作られたギターはお店で試奏しても良い音色を奏でてくれますが、
御自宅でかき鳴らしてそこから自分のギターとして
成長させていくのはとてもおもしろいですよ。
Martinという1833年から数多の名盤、Liveで時代を作り上げた
歴史のあるアメリカのブランドを日本にいる貴方も手に入れるチャンスがあります。
是非一生に1本の相棒を手に入れてください。
きっともう1本欲しくなる程のポテンシャルを秘めてる事間違いなしですよ。笑
それでは私ヤマザキのMartin Factory Tour2018を締めさせて頂きます。
拙い文章でしたが皆様御愛読の程有難うございました。
実は今回の特設ページで載せきれなかった画像も沢山あります。
(約200枚程写真を撮ってきました。)
店頭にてお声掛け頂ければお見せすることも出来ますので、
是非お気軽にお声かけください。
皆様とお話出来る事を楽しみにお待ちしております。
BIGBOSS札幌店 山崎大樹
2018.7.23