Martin Factory Tour 2018

昨年6月、アメリカ ペンシルベニア州ナザレスのMartin Guitar Factoryを訪れた模様をレポート!

貴重なギターや資料、マーチン社の歴史が詰まったミュージアムなどもご紹介いたします!

いざマーチン本社へ!

前日の夜にアメリカ入りをしたのですが、当日は晴天に恵まれ10時間以上掛けて来たフライトの疲れも一気に吹き飛びました。工場外の駐車場には見慣れたロゴマークがあり遂に来たんだという気持ちが込み上げてきました。

マーチンファクトリーは外から見ると私のイメージする工場とは違ってとても美しい建造物でした。ここで数々の名機が生まれます。

入り口がギターのネックの模様になっているのもマーチン社のアメリカ人らしいユーモアを感じさせます。私個人的には楽しみながら仕事の出来る環境で生まれる作品は最高のモノができると思います。

入り口をくぐって中にはいるととても綺麗なロビーが我々を迎い入れてくれました。
画像ではわかりにくですが先程のネックがこちらのテーブルまで繋がっておりボディになっております。こちらと中の売店までが一般開放エリアです。

ロビーには数々のギターが展示。

ロビーには既に沢山のマーチンギターが展示されています。

なかにはカントリーミュージックの貢献者Hank Williamsの使用していた貴重なギターまでありました!

 

ロビー内にはマーチングッズの販売店やマーチンミュージアムへ続く扉、そして厳重なセキュリティの工場へ向かう扉があります。

 

まず私達は専用のセキュリティパスを頂いて一室に案内されました。

マーチンウォーターがあるのも驚きましたが、なんとも豪華なコア材のテーブルです…

そして案内された部屋には高級なギターがずらりと並んでありました。

一本ずつ壁に掛けられたギター達は現地で製作されたオーダー品になります。

この中から好きなギターを選んで当店に持ち帰る事も出来ましたが、今回の目的は別にあった為入荷は見送らせて頂きました。

勿論全てのマーチンギターがそれぞれ素晴らしいサウンドを誇っていました。

次はマーチンミュージアム。

次に案内されたのはマーチンミュージアム!

扉を開けると、、、

ゴージャスなギターがお出迎え!!

 

マーチンと言えばクラプトンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

定番のD-28の歴史や豪華な限定モデル、

とても値段の付けることの出来ないビンテージギターがずらり!

これらのギターはマーチン社がミュージアムを創るにあたってあらゆるルートから買い戻した物だそうです。

札幌店のスタッフ岡部も敬愛するカート・コバーンの使用していたギターもありました。

その中の一本を特別に触らせて頂きました。

”1930年製Martin OM-45DX”

貴重過ぎて値段を図ることもできませんがこのギター1本で家が建つレベルかと・・・

手が震えて来ました。

いよいよファクトリーへ潜入!!

お次はファクトリーの中に潜入します。

今回は特別にカスタムショップラインをメインに見学させて頂きました。

中に入ると巨大なマーチンギターがお出迎えしてくれます。

ファクトリー内は常にマーチンギターの香りがしていてとても居心地が良かったです。

 

広々とした空間で熟練の職人さんが担当作業をこなしています。

作業台も家族の写真や好きなミュージシャンの写真が貼ってあるなどギターだけでなく職人さんの温かさを感じます。

 

オーセンティックなど特別なモデルのネックを手作業で製作しています。

彼の御厚意で特別にネックの加工を体験させて頂きました。

初めてネック加工を体験する私にはとても難しかったです、、、

 

各工程毎にしっかりシーズニングされながらギターが作られていきます。

バフ掛けマシーン等、機械化できる作業は専用の機械を用いて行います。

但し最終的な仕上げは勿論、人の手で行います。

 

マーチンギターを所有されている方は刻印の入っている木材のパーツに見覚えがあるのではないでしょうか。

最終的なセットアップは熟練の職人さんが時間を掛けて丁寧に行います。

 

ファクトリー内を上から見た写真もございます。

実際のファクトリーは写真では収めきれないほどの広さがあります。

 

この工場で完成されたギターが全世界で名曲を生み出していると思うと、

とても感慨深く感動してしまいました。

 

次は私がMartin社で一体何をして来たのか、その全貌が明らかになります!

Martin Guitar Custom Order 2018!

Martin Guitar Custom Order 2018!

Martin本社にわざわざ来たのは勿論、工場を見学する事だけが派遣された理由ではありません。

Martin Factory Tourの本来の目的は”Martin Guitar Custom Order”をすることです!

BIGBOSSといえばESPのカスタムオーダーが有名ですが、しかし今回はエレキギターでは無く…アコースティックギター。

そう、Martinでオーダーメイドを発注します!

それも直接Martin Factoryに行くことで注文出来るカスタムオーダー品になります。(現地に行かないとオーダー自体出来ません。)
材選定をしてカスタムショップクオリティで作られるMartinGuitar。
まさに正真正銘、世界に一本のギターですね。
オーダーするにあたってギターのスペックだけで無く、材も現地にて選定してきましたのでその様子をお伝えします!
材も通常のものではなく、ハイグレードの材から更に選定を重ねました!
まずは部屋に沢山の材が運ばれて来ます。
正直この後は材の選定に必死で余り写真が撮れていません…実際は写真以外にもMartin社秘蔵のオーダー専用材が沢山ありました。
それでは材選定の現場もお見せしながら、BIGBOSSオリジナルのMartin Guitar発注の様子を紹介していきます!

Martin Custom D-28 Transparent Black Sunburst

【BIGBOSS京都店オーダー】

Martin Custom D-28 Transparent Black Sunburst

販売価格427,000- (税別)

定番のD-28に色を付けた渋めのオーダーになります。
ヘッドロゴはオーダーモデルらしくアバロンパールの縦ロゴで高級感も抜群ですよ!
まずは1番大切なトップ材の選定から、グレードの高いSitka Spruceの中から目の詰まった最良の材を使用することが出来ました。
お次はサイドバック材のEast Indian Rosewoodです。
こちらは先程選定したトップ材になるべく合わせた縦の木目を意識して選びました。
その甲斐あって抜群の相性の木材を選ぶことが出来ました!

Martin Custom OOO-18 MATRIX VT ENHANCE

【BIGBOSS広島店オーダー】

Martin Custom OOO-18 MATRIX VT ENHANCE

販売価格438,000- (税別)

コチラはOOO-18をベースにFISHMAN MATRIX VT ENHANCEを搭載する事でエレアコとして使用出来るようになりました。
マホガニーボディから鳴る心地良い低音をフィッシュマンのピックアップで高音までバランス良く出力します。
コチラのオーダーもヘッドロゴにはアバロンパールの縦ロゴを採用しております。
まずは先程同様Sitka Spruceの選定です。
コチラのギターは色付きでは無いので、杢目の詰まりは勿論ですが色にも細心の注意を払いました。
お次はGenuine Mahoganyです。
マホガニーはエレキギターの材としても馴染みの深い材ですね。
普段からお店でオーダー材を選んできた甲斐がありました。
しっかり目の詰まったマホガニーをセレクトすることが出来ました!

Martin Custom D-28 Swiss Spruce

【BIGBOSS仙台店オーダー】

Martin Custom D-28 Swiss Spruce

販売価格498,000- (税別)

こちらは昨年までのD-28の仕様にトップ材をSwiss Spruceにグレードアップしたモデルになります。
ヘッドトップにはブラックエボニー、ロゴは白蝶貝の横ロゴを使用予定です。
D-28の仕様変更についてはコチラを参照させて頂きました(デジマートマガジンから引用)
外観面ではロゴのデカールがオールド・スタイルに、ペグがクロームのエンクローズド・ギアからニッケルのオープン・ギアに、トップの色がクリアからエイジング・トナーに、ブリッジ・ピンのドットとピックガードが黒からべっ甲に、バインディング、ヒール・キャップ、エンド・ピースの色がホワイトからアンティーク・ホワイトに変更された。
演奏性とサウンド面では、ネックのグリップがロー・プロファイル/スタンダード・テーパーからモディファイド・ロー・オーバル/ハイ・パフォーマンス・テーパーに、ナット幅が約42.9mmから約44.5mmに、それに伴ってサドル上の弦幅が約54mmから約54.8mmに、Xブレイシングがスタンダードからフォワード・シフテッド(どちらもノン・スキャロップト)に、それぞれ変更されている。

コチラのオーダーはこれから購入が難しくなる大変人気な一つ前の仕様且つカスタムショップクオリティでグレードアップしたトップ材を使用して作られています。

これは気になる方も多いのでは無いでしょうか…

 

で、選定してきた材が上記の画像です。
流石ハイグレードのSwiss Spruceです。透き通った美しい杢。
そしてバック材のEast Indian Rosewood。
私の持っている材がSwissSpruce仕様D-28に、
現地職人が持っている材はAdirondack仕様D-28に使用されます。
どちらも見ただけで幸せな気持ちになる美しい材です。

Martin Custom D-28 Adirondack Spruce

【BIGBOSS仙台店オーダー】

Martin Custom D-28 Adirondack Spruce

SOLD OUT!!

こちらも昨年までのD-28の仕様にトップ材をAdirondack Spruceにグレードアップしたモデルになります。
ヘッドトップにはブラックエボニー、ロゴは白蝶貝の横ロゴを使用予定です。
D-28の仕様変更についてはコチラを参照させて頂きました(デジマートマガジンから引用)
外観面ではロゴのデカールがオールド・スタイルに、ペグがクロームのエンクローズド・ギアからニッケルのオープン・ギアに、トップの色がクリアからエイジング・トナーに、ブリッジ・ピンのドットとピックガードが黒からべっ甲に、バインディング、ヒール・キャップ、エンド・ピースの色がホワイトからアンティーク・ホワイトに変更された。
演奏性とサウンド面では、ネックのグリップがロー・プロファイル/スタンダード・テーパーからモディファイド・ロー・オーバル/ハイ・パフォーマンス・テーパーに、ナット幅が約42.9mmから約44.5mmに、それに伴ってサドル上の弦幅が約54mmから約54.8mmに、Xブレイシングがスタンダードからフォワード・シフテッド(どちらもノン・スキャロップト)に、それぞれ変更されている。

コチラのオーダーもこれから購入が難しくなる大変人気な一つ前の仕様且つカスタムショップクオリティでグレードアップしたトップ材を使用して作られています。

 

選定してきた材が上記の画像でアコースティックギターの最高級グレード材、Adirondack Spruceになります。
縦に均一に入った杢目のラインが美し過ぎます。
こちらの材は現地職人のエミリーさんと一緒に選んだ至極の一枚になります。
(他のギターの選定材も一緒に写真を撮らせて頂いた現地職人の方と相談しながら選びましたよ)
Martinのカスタムオーダーでは、自分だけで無く現地職人と共に材選定をすることが出来ます。
因みに私がエミリーさんに相談したのはバランスが良く全体のサウンドをしっかり出してくれる材。
元々Adirondack Spruceはとても力強いサウンドが特徴ですので、均一にバランス良く音が伸びてくれる材を探しました。
最高級且つ希少な為、今では限られたギターにしか使用されない最高グレードAdirondack Spruceのギター。是非店頭でお確かめ下さい。
Adirondack Spruce仕様D-28のバック材もEast Indian Rosewoodです。
現地職人の持っている材がAdirondack仕様D-28に、
私が持っている材はSwissSpruce仕様D-28に使用されます。

Martin Custom D-16GT

【BIGBOSS福岡店オーダー】

Martin Custom D-16GT

販売価格300,000- (税別)

こちらはエレアコ仕様でカスタムして発注を掛けました。
16シリーズを基本に発注しておりますので、他のオーダーと比べると少しお買い求め安く仕上がる予定です。
フィニッシュはナチュラルカラーにグロストップのスタンダード仕様です!!
選定したSitkaSpruceとGenuineMahoganyは上記画像の現地職人が持っている材になります。
ここまで見ていただいた皆様にはこの材の素晴らしさが分かって頂けるのではないでしょうか。まさしくエクセレントです!

Martin Custom OOO-16GT

【BIGBOSS福岡店オーダー】

Martin Custom OOO-16GT

販売価格370,000- (税別)

こちらもエレアコ仕様でカスタムして発注を掛けました。
こちらもまた16シリーズを基本に発注しておりますので、他のオーダーと比べると少しお買い求め安く仕上がる予定です。

フィニッシュはボディとネック共にグロス仕様のオールブラックカラー!

更にピックガードをべっ甲にカスタムしております。
見た目でも楽しめる仕様になっておりますので是非お楽しみに!
選定したSitkaSpruceとGenuineMahoganyは上記画像の私が持っている材になります。

そして次はいよいよラストの1本!

札幌店に入荷するギターを紹介させて頂きます。

Martin Custom D-28 All Black

【BIGBOSS札幌店オーダー】

Martin Custom D-28 Swiss Spruce All Black

販売価格553,704- (税別)

その名の通りSwiss Spruceをトップ材に使用したオールブラックグロス仕様のD-28になります。

ブラックエボニーのヘッドプレートにロゴはアバロンの縦ロゴ、ペグはグローバーのクロームペグになります。

なんとも高級感に溢れた一本ですよね…

 

オールブラックで当店らしい攻めた仕様になっています。

通常のナチュラルカラーや飴色のMartinも素敵ですが、一味違ったMartinを探している方にもオススメです。

 

それでは選定してきた材をご紹介致します。

 

コチラのオーダー材はオールブラックという事もあって兎に角鳴る物。
サウンド重視で選ばせて頂きました!
しかし流石オーダー材、1番鳴る材を選んだ結果が見た目もこんなに透明感のある美しい材をチョイスすることになりました。(なんだか黒く潰すのが惜しいくらいです…)
お次はバック材のEast Indian Rosewoodです。
コチラもトップ材同様にしっかり鳴る物を選択。
具体的にはどちらも低音のなり方を意識して選びましたので、見た目に負けないくらいしっかりとロー感を支えてくれる1本に仕上がるかと思います。

 

 

最後になりますが、私が今回のMartin Factory Tourで再確認出来た事は、

ギターは職人さんが丹精込めて作った″命のあるモノ″という事です。

私はESPの工場も見学させて頂いた事があるのですが、

当然ことながらやはり職人さんのギター作りの技術は素晴らしいです。

これだけ手間暇かけて作られたギターはお店で試奏しても良い音色を奏でてくれますが、

御自宅でかき鳴らしてそこから自分のギターとして

成長させていくのはとてもおもしろいですよ。

 

Martinという1833年から数多の名盤、Liveで時代を作り上げた

歴史のあるアメリカのブランドを日本にいる貴方も手に入れるチャンスがあります。

是非一生に1本の相棒を手に入れてください。
きっともう1本欲しくなる程のポテンシャルを秘めてる事間違いなしですよ。笑

 

それでは私ヤマザキのMartin Factory Tour2018を締めさせて頂きます。
拙い文章でしたが皆様御愛読の程有難うございました。

実は今回の特設ページで載せきれなかった画像も沢山あります。

(約200枚程写真を撮ってきました。)

店頭にてお声掛け頂ければお見せすることも出来ますので、

是非お気軽にお声かけください。

皆様とお話出来る事を楽しみにお待ちしております。

BIGBOSS札幌店 山崎大樹

2018.7.23

 

※こちらのページで紹介させて頂いた内容は2018年6月末~7月末のものです。
詳細に関してはそれぞれの店舗もしくはBIGBOSS札幌店ヤマザキまでお気軽にお問い合わせください。